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ヒロ君こと澤裕人は私の3つ上の幼馴染だ。
ヒロ君の家は、斜面の下側に住んでいる私の家の奥側にあった。
家も隣接しており子供の歳が近かった為、昔から家族ぐるみで仲が良かった。
幼い頃から面倒見が良かった彼の後ろを、私は「ひろくん、ひろくん」と喜んで付いて行った。
お互いが小学生の頃は、防犯上の理由から手を繋いで一緒に登下校したこともある。
私が高校生の時にココから引っ越す迄、彼は自他共に認める私の幼馴染であり、お兄ちゃん的な存在だった。
そして、私の初恋の人、だった。
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