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⒋転生者は悪者
「ギルドに加入して欲しい」
は?いきなりすぎるだろ。他にもっと人はいないのか?
「何で俺なんかを推薦するんですか?」
「実を言うと今ギルドは人手不足なんだ、それに最近魔物も増えているし…
君は旅人だろ、ギルドは世界共通だからお金が必要な時にどこのギルドからでもクエストを受けられるし」
そうなのか、どこの世界も大変だな。
「それに君からは何かオーラを感じる」
「え?俺からですか?」
ギルドマスターはうなずく。やっぱり転生したんだからチート能力の一つや二つ持ってなくちゃな。
「どんな感じのオーラですか」
しかし、ギルドマスターは首を振りながら言った。
「それが分からないんだ、何かこれから覚醒しそうな力が君の中に眠ってるんだ」
なんだそういう系か。
「ギルドに入れば【ステータスチェッカー】が買えるようになるんだぞ」
ギルドマスターはまだ加入を勧めてくる。俺は首を傾げた。ステータスカウンターってなんだ。
「もしかして知らないのか?自分のステータスを測ったりするアレだよ。」
やっと自分のステータスがわかるのか。
「加入してみます」
「やっと決めてくれたか、それじゃ手続きするよ」
そう言ってギルドマスターは紙を持ってきた。
項目がたくさんある…
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