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稲穂の漣
入学したのは文系クラス。そこへ教育実習生として配属されたのは大学卒業前最後の実習となる3名。
その日もサラサラとした風を心地よい子守唄に変える稲穂を、4階南側の窓辺からボンヤリと見ながらたまに教壇へ視線を移す。
「○○です、宜しくお願いします。」顔見せのために黒板の前に立つ3名、クラス担任は若い女性達を前になんだかデレデレとしてる。
大人しく地味系、サバサバクール系、活発明るい系といったところか。
あの一番右側の人、目がパッチリと大きいなぁ、、なんて思いながら頬杖のまま眠りについた。
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