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プロローグ
都会にほど近い、雪が降り積もった村。
ージョボボボボボボボ…。
ー…ブチュッ、ブリブリブリブリブリブリ…。
「あ~、気持ちいい~」
「おい、雪にションベンかけんなよ、もったいねぇだろ!」
「ご、ごめん…前の癖で…つい…」
「あんたさぁ、そんな格好でブリブリ出すなんて、ヘンタイに見られちゃうよ…男子もいるのにさぁ」
「いーのいーの、つーか、あんただって犬みたいに四つん這いで出してんじゃん…そもそも、あたしもあんたもスッポンポンだから、お互い様でしょ?」
何十人もの子供が、男女共に皆、一糸纏わぬ全裸で川の畔で垂れ流していた。
誰もが、人の目も憚らず前後の排出口から音を出しながら、己が吸収し、消化した物をそこら中に捨ててあった空容器に出すべき物を出し切って、排泄スタイルで弄り合うなどして解放感に浸っていた。
「だ…だめっ…みんな見てる…それに、まだ出してる途中だし…それに…何か尻尾みたくなってるよ…」
「いいよ…どうせここにいる子達全員ハダカなんだし、見せつけちゃおうよ…愛し合ってるトコ」
互いの裸体を見続けていて、とうとう気持ちを抑えられなかったのか、二人の少女が、排泄中にも関わらず同性同士で、しかも誰もが見ている中で行為におよび始めた。
「あっ…そこダメ…詰まっちゃうよ…」
「いいよ…出なくなったら、あたしのを塗ってあげるから…」
互いを慰め、敏感な所を突く度に喘ぎ声を上げる彼女たちの体は、絶頂を迎える度に海老のように跳ね上がり、出し切れていない『モノ』も、まるで飼い主とじゃれ合う猫の尻尾の様にブラブラと揺れる。
「おいおい、あいつらまだぶら下げてんのに始めてるぞ…」
「いいぞぉ~、もっとやれぇ~!」
産まれたまま垂れ流している最中の野次馬達が、即席のストリップショーに反応しない筈がなかった。
男女問わず出演者の下に群がり、特に男は、ビンビンに突き立った肉々しい象徴から、黄金色の液体を撒き散らしながら歓声を挙げる。
間もなく、それとは別の白い液体も、噴水のように噴き、少女達や他の観客の体に降り掛かった…。
「なんだろう…疼いてきちゃった…」
「あたしも…」
少女達も興奮し、彼女たちを真似するかの様に自分を弄り始めた。
やがて己が欲求を満たそうと、傍に居る同性相手を誘って同じコトをし、まだ出している途中であっても構わず貪り合った。
「おいおい…またやってんぞ…」
遠目から子供達を見る男は、茶色く染まるその光景を見て、顔をしかめる。
「ゴミ拾いだけでも怖えってのに、んな所で糞やらションベンやらしやがってよぉ…」
「仕方ねぇだろ、あいつらは小便や糞がねぇと、皆殺しにされちまうからな…」
「だよな…大事な跡取りを殺されるよりは糞塗れ、魚が来る分ゴミ捨てられるよかこっちの方がよっぽどマシだよなぁ…」
通りすがる大人達は、裸の子供達の『事前準備』を見ても、何も注意しなかった。
行為には憤りを感じていても、この後の願末を考えると直接怒鳴りに行くことすら出来ず、拳を握りしめながら堪えるしか無かった。
其れ処か、
「なあ~、おらも混ぜてくれよぉ~!」
子供達による、汚物に塗れた即席のストリップショーを『観覧』しようと、肥満男が駆け寄ろうとする。
男はズボンのベルトに手を掛けており、如何にもあらぬ事をしようとしているのは目に見えていた。
「おい、止めんか馬鹿者!」
「流石に官憲も黙っとらんぞ!」
こればかりは頂けないと、顔が青ざめた他の傍観者が肥満男を羽交い締めにし、押さえ込む。
「いいだろぉ、噴いてる奴だっているじゃねぇかぁ~!」
肥満男は喚き散らしながら暴れ、抑えつけている男衆を振りほどこうとするが、「おい、何があった!」、「泥棒か、手伝ったる!」と、他の村人が加勢に入り、身動きが取れなくなる。
それでも…、
「あはっ…イクっ…イっちゃうよぉぉぉぉぉぉ…」
「ねぇ~、それ、わたしの体にもかけてぇ~…」
白昼堂々野外で、しかも年端もいかない子供が淫らな行為をしているのだ。
中にはかなり育っている子供もいる。大の大人であっても、興奮しない方が難しかった…。
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