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「妊娠するとさ~胸が張ってくるんだって、私張ってんだよね」
「……妊娠したの?」と超冷ややかに言う男
「してないよ~ビックリした?」
「別に……俺は知らねぇし」
すると途端に話しをすり替えた女
「ねぇねぇ、こゆ個性的な顔になりたかったなぁ」
「ん?」
「ほら見て!この子も個性的でしょ?!私も、もうちょっと個性的に生まれたかったなぁ」
「ふーん」
不思議だったのが、なぜ『可愛い』と言わないのだろう?
目がパッチリで可愛いとか唇がポッテリでsexyだとか……
食べ終わって店を出た後に『彼』に話したら
「それな俺も思った…個性的って言えば可愛いと言わなくて済むからなのかなぁ…」
「個性的って言ったら皆個性的じゃんね~(笑)」
「だな!男のスルーの仕方が上手かったよ」
見事にスルーかわしてたから、後ろから拍手したかったくらい。
翌日ミスドに行ったら、ちょっとふくよかな30代とおぼしき女性と20代後半の女性がテーブル席にいた。
20代後半女性は、これまた上手い具合いに相づちで交わしてた「そうですねぇ」「凄いですよね」
あなたの方が凄い!と思えたのはなぜかと言うと……30代とおぼしき女性の性格の悪さと口の悪さ…これ比例するんかな(*゚・゚)ンッ?
最後に男の話しになった……しかもデカい声で「男のさぁ遅いのって、めっちゃ疲れるよね」「そうなんですかぁ?知らなかったです」
上手く交わした!「いやいや、疲れるって早く終わらせてって思うから」
いや……そんな話しをするなら他所でやりましょ!
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