「もう一歩」

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「おっと・・・これ以上やると、おかしくなりそうだなっ」 先輩は、自分の顔を見ると、ネクタイを外してくれた。 「ふぁっ・・・!!ふぅ・・・ふぅ・・・」 久しぶりの空気が、体に舞い込んでくる気がする。 「悪いっ やりすぎた・・・大丈夫か?山崎・・・」 いつのまにか、いつもの調子に戻っている。 「・・・せ・・・先輩・・・」 「ん?」 「ふぅ・・・ふぁ・・・すっごく・・・すっごく・・・」 「落ち着いて話せって。待ってるから。」 「・・・すっごく・・・くすぐったくて・・・///」 「!!本当かっ!?」 先輩・・・本当に嬉しそうだな・・・♡ 「はいっ・・・ただ・・・初めてだったんで・・・こういうの・・・はぁ・・・う・・・」 体に上手く力が入らない・・・ 先輩に背中をさすられながら、服を着た。 「ごめんな、山崎・・・」 先輩の声のトーンが落ち込んだ。 「俺・・・ひどいことしてないか?お前に・・・。」 「えっ・・・?」 「時々自分でも、自分が抑えきれなくなるときがあるんだ・・・。お前の体・・・大事にしなきゃいけないって・・・分かってるのに・・・。」 先輩・・・ 「もし嫌だったら嫌って・・・」 「先輩。」 「・・・何だ?」 「一つ・・・お願いしていいですか・・・?」 「・・・あ、あぁ。」 自分は   今まで抑え込んでいたものを   伝えることにした。
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