175人が本棚に入れています
本棚に追加
/128ページ
「よし。これで準備完了っと!・・・て、大丈夫か?何か固まって」
「きゃぁっ!!!」
「・・・え?」
「あ・・・いや・・・すみませ・・・」
「・・・もしかして・・・」
その瞬間、何かが膝の上に這い上がる感覚が全身に伝わり、体がビクッと跳ねた。
「あんっ・・・!!!」
「ほほう(笑)そういうことか。」
見えなくても分かる。先輩が今、どんな顔で、何を考えているのかも・・・
「ほーら、こしょこしょこしょ・・・」
「あぁっ!!やめ・・・やめてぇっ!!!」
足を思い切りジタバタさせ、体をよじり、その感覚から逃れようとする。
「そっか~!目隠ししてると、どこ触られるか分からなくて・・・感度、上がるんでしょ?」
「ひゃぁっっっ!!そ、そういうわけじゃっ」
「嘘つきにはこうだっ!!こちょこちょ~~~!!!」
「いやぁっ!!あはははっ!!!脇やめてっくださいっあはははははっ!!!」
「ごめんなさいは~??」
「ご・・・ごべんなしゃいっっっ!!ひーひっ!!」
「はいっ!よろしい♡」
脇腹の集中攻撃がやみ、息を整えるとともに、恥ずかしい姿を晒した自分をこれまで以上に恥じる。
「というわけで、さっそくやってみるから♡3回勝負で、正解数が高かったほうが勝ちね。」
「はぁっっう・・・♡」
マズい・・・このままじゃ体力が持たない・・・
何とかして、勝たないと・・・
最初のコメントを投稿しよう!