第五話 一

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数日が経過した頃。 「よし、よろしくなボーマンダ!」 俺はカオルの家から借りたライドポケモンである訳有りと言われていたボーマンダ(俺としては普通なんだが)に乗って、大空を飛んでいた。 記憶の手掛かりを探しがてら、 カオルの家の宣伝も兼ねている。 そして今はハウオリシティのショッピングエリア前でポケモンバトルをしていた。 「よーし、次の相手は誰だ?」 「よそ者か。なら俺様が相手をしよう…!」 という声がした方を見ると、見るからにヤンキーのようなトレーナーがグソクムシャを連れていた。 「俺様はグズマ!スカル団のボスをやっている。俺様のグソクムシャとお前のポケモンの1匹とタイマン張らせてもらおう。」 と言ってきた。 「見るからにバトルジャンキーか。面白い!受けて立つ!行くぞ!グレイシア!凍えるやつ、頼みます!」 「グレイシア、か。グソクムシャ、アイツは氷タイプだが、あの技には気をつけるぞ!」 どうやらグレイシアのあの技を警戒してるようだな。 「影を払いし、氷の銃弾!」 「その台詞、まさか銀河の風来坊に会えるとはな…!」 「ほう…、俺はそんな風に呼ばれてるのか…。気に入った…!よし行くぞグレイシア!手始めに霰だ!」 グレイシアは霰を降らせた。 「グレイシアは特性の雪隠れで回避率が上がってるぞ!相手をよく見んだグソクムシャ!」 あいつ、一筋縄じゃあ行かねえな。 「一気に攻めるぞグレイシア!フリーズドライ!」 フリーズドライがグソクムシャにヒットした。 「…ッチ。警戒してた技をまさかすぐに出してくるとはな…!」 フリーズドライは氷技だが、水ポケモンにも効果抜群になる技だ。 グソクムシャは虫と水タイプだから、 フリーズドライは効果抜群となり、 大ダメージを与えられた。 そしてそのままゲームセットになった。
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