「イザナギの樹」

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表向きは大陸に生える大樹だが その「根」は大地を通じ あらゆる生物と 直接・間接的に繋がっている 世界中に生える草木の根は 「イザナギの樹」の根に直接繋がる その実を食べる「ヒト」を含む生物も 「イザナギの樹」と、もれなく繋がり その「恩恵」を体内に宿す。 あらゆる風は 複雑に織りなす枝の隙間から生まれ。 やがて海を渡り他の大陸へ届く。 雨雲は葉から生まれると言われ 各大陸にある湧き水は 地中にある「根」から溢れ出て やがて川になり。 これも多くの生物に関与する。 (海底の下の地層にも根がある) すべての生命が 「イザナギの樹」の神秘的な力を授かり。 その「恩恵」が「マホウ」へと変わる。 (「マホウ」「法力」参照) いつ「イザナギの樹」と 名付けられたかは定かになっておらず。 更に「魔界」では 「別の名前」で呼ばれているらしい。 「地上の大地に根を張りめぐらせている」と書いたが。 現在、樹は魔界の地上から生えているので 大地(地層)に張りめぐらせているのは 正確には「根」では無く 「枝(幹)」になる
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