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「実は今日僕誕生日でして、、
そのお祝いで友達に貰ったんです。
真っ白な花なんですけど、なにぶん花についての知識が無いもので、何て言う花なのかすら分からないんです。」
「・・・・・」
女性は僕の顔を見たまま黙っていた
「とってもとってもキレイ」
別に僕は花が好きでも無かったので、、
「良ければ差し上げましょうか?」
そう言って花を彼女に差し出した。
「え!いらないわ」
女性は何故か分からないがビックリした様子だった。
「あ、すいません。
余計なお世話でしたね。」
「いやこちらこそすいません。
良ければお詫びとして何かご馳走しますよ」
「い、いや!大丈夫ですよ。
お気になさらず」
「いえいえ、お誕生日なんですよね?
こうして出会えたのも何かの縁です。
お祝いさせてください。」
少し不可解だった。
どうして名前も知らない男の誕生日なんて祝いたいんだろう?
それに他人だ。
だがこの綺麗な女性と少しでも長くいたかったので僕は、、、
「そ、そうですかぁ~
じゃあお言葉に甘えて、、。」
そう照れながら言った
「えぇ~大丈夫です。
私美味しい店知っているんです。
それじゃあ逝きましょうか?」
「はい!」
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