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「対価…??」
「そう、生きとし生けるものは皆対価を払う。しかしそれ相応の対価が必要だ」
そいつは時間能力を持つ俺にだからこそそう言ったのかもしれない。俺にしか支払えない対価なのだろうと
「俺は……隼人とずっと一緒に居られる未来が欲しい。我儘かもしれないが、たった1人の血の繋がった兄弟なのだから……」
隼人は実の両親の事を知っていたが当時俺には伝えられていなかった。だから俺は隼人だけが唯一心を開ける人だったのかもしれない
「分かった、だがそれは雪人、君が巫女の影武者となる事を意味する。それでもいいのか?」
「ああ、そうするすべしかないのなら……未来ででも隼人に会えるのなら……俺はこの道を選ぶ」
「………そうか…では2度目の世界に行く事になる。そこで何をするかは雪人、君次第だ……」
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