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「じゃ、一緒に晩ご飯食べよう?私作るから!」 そう言うと、祥太の顔が変わった。 「…えっ?何を作るつもりなの?今までも彼氏に作ってたの?買わないの?」 ーーー急に慌て出した。 「何〜?私のご飯、そんなに酷い?今までも亮輔に作ってたよ?何も言わなかったけど…。」 少しホッとした顔になった。 「…ふーん…。それなら、いいけど…。今からじーさんに電話する…。」 祥太は部屋の扉を閉めた。 私のご飯、何が悪いのかな? 今度、聞いてみよ。 改善出来るかは、分からないけど…。 亮輔に返事を返すと、嬉しそうなスタンプが返ってきた。 ちょっと亮輔との時間作りたいな。 最近、ゆっくり一緒に過ごせてない。
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