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なんとか片付いたと思った時、亮輔から連絡が来た。 「早かったね!夕方かと思ってた…お茶飲んだら、一緒に買い物行こう?」 「…あれ?…ショウタ?君は?」 リビングに入って、見渡した。 「あ!図書館だって〜。夕方に帰って来るよ?」 コーヒーを入れてると、亮輔が後ろから抱きついてきた。 「コーヒー飲むでしょ?」 「んー、飲むけど…。」 後ろから私の首元に顔を寄せながら、手を服の中に入れてきた。 「んっ…。ちょっと…。」 「俺の相手して?最近の俺って心広かったじゃん?」 ちょっと祥太ばかりだったのは自覚してる。 「ごめんね!」 亮輔に向き合って、抱きしめた。 そして、久しぶりに抱き合った。 亮輔はいつも優しいーーー。 ちゃんと私の事を考えてくれているのが伝わってくる。 「亮輔…。いつも、ありがと…。」
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