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「紗奈〜!祥太、いい奴〜…。」 ご飯を食べて、お酒も進んで、亮輔はすっかりいい気分になってた。 亮輔はお酒に弱い。 缶ビール一本しか飲めない。 「亮輔?部屋行こう?もう眠いでしょ?」 「んー…。紗奈〜…。」 私に抱きついてきた亮輔を見て、祥太はちょっと驚いてるみたいだった。 「ごめん、祥太、亮輔運ぶの手伝って?」 「…泊まるの?」 「うん。よっ…と…。」 亮輔を立たせようと抱き上げると、祥太が手伝ってくれた。 「ありがと!ベッドまで運んでくれたら、後は大丈夫だから。」 前はワンルームだったし、部屋まで運ぶなんてしなかった。 亮輔をベッドへ寝かせると、祥太はリビングに戻った。 私は、亮輔を着替えさせてからリビングへ戻った。
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