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「…部活は…考えとくよ。」 少し俯きながら、ご飯を食べた。 本当はバスケしたいんじゃないかな…。 そんな風に見えた。 「祥太?あのさ、もし私の負担が増えるとか考えてるなら、気にしないでよ?」 下を向いていた祥太が顔を上げた。 「もしバスケ部入るなら、試合とか応援行きたいもん!高校3年間って、短いよ?学生の時だけだよ、毎日バスケして怒られないのはさ!ま、プロでもなったら別だけど!」 私が今、バレーしたいなって思ってもすぐにメンバーは集まらないし、場所だってない。 祥太なら、毎日場所はあるし仲間も一緒に居る。 今は条件が揃ってる。 こんな楽しい事ないよ。
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