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「ねえ?…紗奈は亮輔君の家に行かないの?」 「あ〜…、前は行ってたけど最近はね、やっぱり祥太一人にすると物騒でしょ?気にしなくていいよ。亮輔も分かってるから…ってか、祥太びいきだしね。最近。」 「…俺びいき?」 「一人で留守番とか、かわいそうとか言ってるよ?」 本当に亮輔はそう言ってた。 しばらくは祥太優先でいいって。 部活に入った祥太は週末も練習に出掛けるようになって、私も亮輔とデートが出来た。 外で会ったり、亮輔の家に行ったり。 亮輔は、一つ年上。 大学の先輩で、久しぶりに行ったサークルの飲み会で再会した。 それから時々会うようになり、付き合って1年。 今のところ順調だと思う。
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