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初めて見た時、小さすぎて触るのが怖かった。
初めて抱いた時はあったかくて、いい匂いがした。
初めて声を出して笑った笑顔は可愛かった。
初めて私の名前を読んだ時、嬉しくて抱きしめた。
祥太は小さい頃、私が学校から帰ると外で待っていた。
「さな!あそぼ〜!」
「祥太!ただいま!宿題するから待っててね!」
祥太は、隣の家のカホちゃんの子供。
カホちゃんが仕事に行ってる間は、カホちゃんのご両親と一緒に居て、私が学校から帰ってくる夕方から少しだけ一緒に遊んでた。
高校生になると帰りが遅くなったけど、早く帰れた日は一緒に公園に行って遊んだ。
「紗奈、いつも祥太の相手ありがとねー!」
カホちゃんはいつも笑顔で優しいお姉さんだった。
大好きだったし、何かあると電話してた。
仕事でも、恋愛でも、何でも話せた。
ずっと私のお姉さんでいてくれると思ってた。
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