爺ちゃんの一眼レフ

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※余談だが被写界深度というのは、写真のピントがボケずに合って見える奥行きの範囲のこと。  目を細めると僅かながら遠くの文字がはっきり読めるのと同じ様に、レンズの光の通り道を小さくすることを「絞る」と言って、こうすると被写界深度が大きくなり、広い範囲にピントが合う様になる。これを一般に被写界深度が深くなると表現し、その代わりに光の通り道が小さくなった分だけ写真は暗くなる。そこでシャッターを長く開けて写真を明るくする必要がある。  ISO感度というのは現代では光の信号を読み取るセンサーの感度を示す数値として使われている(正確には電気的に増幅する)。ISO感度の数値が小さいと写真は暗くなるが、ノイズの少ない鮮明な写真となる。逆にISO感度の数値が大きくなると暗い所でも明るく写真が撮れるがノイズの多いざらついた写真となる。  昨今のデジタルカメラではカメラ内の設定でISO感度を変えられるが、フィルム時代では使うフィルムによってISO100とか、ISO400等と決まっており、別の感度のフィルムを同時に使いたい場合は、カメラを複数台持ち歩く必要があった。デジタルカメラは本当に便利だ。
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