VALZ編

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VALZ編

『地球』、姫矢市、郊外・・・ 「くっ・・・やめろ・・・俺は・・・喰いたくねぇ・・・っ!!」 時間は真夜中、姫矢市の郊外にある森の中で黒寄りのグレーの髪に赤い瞳の少年が一人、そう言いながら(うずくま)る。 彼の名は椿(つばき)勝利(かつとし)。二人のライダーの“力”を融合させて戦う仮面ライダーヴァルツであり、かつては異世界から迷い込んだ仮面ライダー達と共に『世界の融合並びに滅亡からの新たな世界の想像』を目論んだ仮面ライダーシュヴァルツを撃破し、全ての世界を救った救世主。 そんな彼が一人、暗い森の中で苦しんでいた。 (・・・喰ウシカナインダヨ。オマエハ・・・) そんな彼の頭の中で響く、彼であって彼でない『モノ』の“声”・・・ (コノ世界ノ『調和』ノタメ、オマエハ人間(ヒト)モアンゲロスモ・・・ ・・・喰イタクナル。)
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