第1章 誘いの電話は突然に

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『ええ……ある方面の方々にとっては、凄く有名な店なんです。その店のラーメンはそりゃもう絶品という専らの噂なんですけど、実ははっきりとしたお店の場所は分かっていないんです』  私は訳が分からず一瞬沈黙する。 『え? どう言う事?』  それでは取材に行けないが。 『う〜ん、ちょっと説明しずらいんですけど……』  私が促すと、湊川君はゆっくりとその幻のラーメン屋について話し始めた。 4044234a-42ea-49b6-b44c-a045b5ee9f6e
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