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失恋
シュンくんにチョコを受け取ってもらえなかった私に周りにいた友達が心配そうに、大丈夫?と声をかけられた。
私は、「あはは…」乾いた笑い声を発しながら逃げるように帰ってた。
力なく歩く帰り道に桟橋を渡る。
夕陽がオレンジ色に川を染め上げキラキラと光を放つ。
その光を潤んだ瞳で見詰めた。
この桟橋は「約束の橋」と私がシュンくんと勝手につけた名前。
小学6年の時にシュンくんこと森田 駿くんが転校してきた。
私、青山 美波の隣の席に来たのが始まり。
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