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ーなあ、ひとりで帰ってんの?
ー …え?ま、まさか。うそ。なんで。
ーこんな所で会えるとはなぁ。
ーえっ?なんでいるの?!
ーおまえに会いに来た。
ずっと王子様とわたしの、かなわぬ恋だと思っていた__。
わたしを守ってくれる、たくましい王子様が今、ここに。
優しい心でいつもわたしを包んでくれる。
恋って、ある日突然やってきて、
誰に恋するかなんて
誰にも想像できなくて
いつの間にか、
自分でもびっくりするぐらい、
その人を好きになっていたりする_。
その人のことを考えていると
楽しくて。胸が苦しくて。
ときめいて。
独り占めしたくなる。
いつか出会う王子様は、
お姫様なわたしを
こんな苦しい気持ちにさせる、
最低な、
こんな楽しい気持ちにさせる、
最高な王子様。
他の人にとっては家来のようでも、
わたしにとっては、夢のような王子様なの。
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