幼馴染が隠れオオカミでした…

瑛斗 Side4

映画が終わり、涙目になっている夏を連れて、近くのカフェに入った。
「夏、どうした？」
俺は夏が泣くのを見て、どうしていいか分からず動揺したが....。

「ぐすっ、な、」

「な、なに？」

「な、なんていい人なんだ！！」

「え.......何？どういうこと?」
俺は何のことだか分からず、頭の中が？で埋まった。

「だって、あんなに自分に自信のない水野が田辺さんのおかげで、凄い変わってイケメンになったんだから！田辺さん凄すぎる、俺もあんな人になりたい！」

「え、そのことで泣いてたの？」

悲しい涙じゃなくて、感動した涙だったのか。
泣いていた理由が分かって安心したけど、感動するシーンなんてこの恋愛映画にあったのか？
というか、イケメンになったのは、元の顔がいいだけだと思うけど..。
田辺さん最後恋する乙女だったよね。普通、水野の方に注目すると思うけど...。
恋愛映画を一緒に見て得られた夏情報は、夏は映画の楽しみ方が違うことが知れたくらいかな。
恋愛に鈍感な人って、注目する所変わっているのかな。
そもそも見せる映画間違ったかなぁ。
夏の泣き顔可愛かったけど、、そうじゃないんだよね...。

中々、思うようにいかず困る俺なのであった。

いつも作品を読んでくださる皆様ありがとうございます！
そろそろ2人の関係を発展させたい作者です、、。
スターがとても励みになっています。投稿が遅い私ですが、気長に待って頂けると嬉しいです。
2月2日　追記
瑛斗の一人称を僕か俺にするかで迷っていたのですが、俺のほうがしっくりくるので俺に統一しました。また、瑛斗のキャラが綺麗に定まってなかったので、喋り口調を編集しました。内容に関しては変わっていないので大丈夫だと思いますが、いろいろ後から変更しているところがあるのでご理解いただけますと幸いです。