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学校2 あーん?
「はい。そこまで!」
先生の合図でみんなの手が止まる
「この小テストは知っているとは思うが、補習がある。 赤点だったものは、今日の放課後残るように、 以上だ。解散。」
「終わったぁーー 売店行こぜー」
「夏ーテスト大丈夫だったの?」
瑛斗が心配そうな目で見てくる。
「うっ…聞かなくてもわかるだろぉ〜」
「その様子だと、ダメだったみたいだね」
「しょうがないだろぉ〜お前と違って勉強得意じゃないし·····。それよりー早く売店に行かないと、ヒレカツサンドが売り切れる!!」
「ほんと好きだよね·····」
「当たり前だろ!あの分厚い肉にふわふわのパン!たまらん!
想像しただけで腹が減ってきた〜海都も一緒に行くだろ?」
「うん···俺は、梅おにぎりを買う」
「海都も相変わらず梅好きだよなー俺にはその美味しさは分からん」
「えーー美味しいのに…」
「ほら、夏、林、売店行くよ」
「おぅ!」「うん·····」
3人で売店へ向かい、昼飯を買って屋上へ上がった
「やっぱり屋上で食べる飯は上手いな!」
俺はヒレカツサンドに噛り付く。
「夏~俺もヒレカツサンドひと口頂戴〜」
海都が俺のヒレカツサンドを欲しそうに見てくる。
「しゃーねぇな、ひと口だけだぞ」
ヒレカツサンドを海都の前に差し出す。
「ありがとう〜 あーー........うっ.......やっぱりやめとく」
海都が噛り付こうとした瞬間、急に顔を青ざめて言った。
「え?なんで?別に食べてもいいよ?」
「.....いや...いいよ。俺、食べ過ぎると午後の授業眠くなるから…やめとく」
と何かに怯えながら言った。
「いや、お前、食べても寝てるけどなwまぁいいけど」
この時、俺は海都が何に怯えていていたのか知りもしなかった........。
まさか隣で、瑛斗が物凄い剣幕で海都を睨んでいたなど........。
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