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学校3 え………俺だけ?
お昼が終わり、午後の授業に俺は眠気と戦いながら頑張った。
そして、ホームルームが始まった。
「えーー今回の小テストだか……補習だったのは……冬山。お前だけだ」
「え……マジかよ!!」
俺は咄嗟に叫んでしまい、クラスのやつらに笑われた……
なんで俺だけ、、嘘だろ。。
「残念だが、冬山は、、今日の放課後先生と補習と言いたいところなんだが職員会議が入ってしまってな…私は見てやれないんだ。そこでだな...今回満点だった鈴宮。お前が見てやってくれんか?」
俺は先生の言葉に内心めっっちゃ喜んだ。
(先生と補習をしなくて済む!!よし!)
「分かりました。」
「というわけで頼んだぞ。えーこれでホームルームを終了する。みんな気を付けて帰るんだぞ。」
はーい
「冬山!補習用のプリントを渡すから、終わったら職員室前のボックスに入れて置いてくれ」
「了解でーす…」
いやプリント多くない??
「あーきーとー俺帰りたいいいいい」
プリントの多さに根を上げている俺を見て
「いや、たったの三枚じゃん。」
呆れ顔で言ってくる。
まぁさ、俺がバカなのが悪いんだけどね…
俺はすっかりやる気をなくし 机に突っ伏した。
「なあーー瑛斗って彼女いたことあるっけ?」
「ん?」
中学の頃は結構告白されてた気がする。時には、幼馴染だからって俺に瑛斗宛のラブレターなんか渡されて、正直羨ましかったなぁ、マジで。
でも、ラブレターを渡しても中身を見ないで、鞄にしまうから、
「なんで、読まねーの?」
って聞いたら、
「…好きな子がいるんだ。だから読まずに、くれた本人に断って返してる。」
「へぇー瑛斗が好きな子って誰?? 」
「それは教えれないかな...今はね……」
「えー教えてくれてもいいじゃんかー」
「いつかね...」
瑛斗が悲しそうな顔で言うからそこからは何も聞かなかった。
ちなみに俺は彼女なんかいたことないよ
アハハ!!もちろんどうてi...。
その情報はいいとして、瑛斗はもう卒業してると思ってるけど、もしかして仲間だったりは、、しないか…。
「彼女?過去に2人いたけど、すぐ別れたよ。」
「え...え!!!!俺初耳なんだけど!」
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