![f7e56112-abe5-4e7f-aa2a-bcb262035276](https://img.estar.jp/public/user_upload/f7e56112-abe5-4e7f-aa2a-bcb262035276.jpg?width=800&format=jpg)
『秀人』の章、秀人君。
黒メガネにぴっちり分けの髪。学ラン姿で図書館にやって来る真面目そうな彼。
黒のハードカバーを読む姿を見ていたら、小首を傾げ誘うような視線が合って……
このシチュエーション、もうそれは衝動的に描くしかなかったです(笑)
読み進めると明かされる彼の本質と本性……秘める想いと貪欲な情欲。そのギャップがたまりません。
『動画で稼いでいます。』
このお話は、暴力的なまでに不条理で淫靡、背徳的な、本来触れることなど無いアンダーグランドな世界を描いています。
「いい人なんていない。愛なんてない。」
そんな言葉が嵌る世界……けれど、各エピソードや全体を通したストーリーから感じられるどうしようもなく歪でも誰もがどこかで求めてやまない「愛情」に触れたとき、その言葉に踊らされていることに快感を覚えてしまいます。
奏さんが描く、両極にあったり、裏表背中合わせの感情は実は交わり合い、一体のものだったりする……そんな独特な世界観にどっぷりしてしまい抜け出せない中毒者を自負しています。
ハードルはかなり高いですが、いつかレックと神田君(彼らの「名」の意味を考えるとたまらない!)の姿を描けるといいなぁ……(*´ー`*)
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