『せめてその距離で』市瀬雪(雪)様

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『せめてその距離で』市瀬雪(雪)様

2362f669-eb96-41d8-9e8b-1ec539e0a342 前ページにつづき雪さんのお話から(*´ー`*) 生徒×先生。一方通行の想いの行方……切なさとほろ苦さにゆっくりと甘さが溶けだす物語です(*´ `) 高校生の仲矢君は副担任の名木先生を好きになってしまう。でもその名木先生は妻帯者となった担任教諭にずっと想いを寄せていて……嫌でも目に入る先生の想い。そんな想いを知りながら先生への気持ちは募り、名木先生と同じく片思いをする仲矢君。諦めを覚えてしまう大人の手前。そんな年頃の彼だからの葛藤と衝動。一方通行の先に交わる道はあるのか…… じれじれキュンキュンしてしまうとっても素敵なお話です(o´艸`) そんな仲矢君と名木先生の屋上でのひとときのシーン。 このお話のテーマである『距離感』を自分なりに解釈し気持ちをこめて描いてみました(*´ー`*) 屋上は、見上げれば空が広がり遠くの景色を望める開放的な場所。けれど実は囲われた柵を乗り越える行為は危ういことで……諦めと恋心を同居させた胸の想いを煙草の煙とともに吐き出せる。そんな先生の居場所。 時に大人びた態度で、時に衝動のまま子供ように寄り添う仲矢君。フェンスを掴む手と手の間に、じれったさともどかしさ。優しさと親密さ。そんないろいろなものを感じてもらえるイラストになっていたらと思います(*´ `) そして、またわるい癖で……お話全体を想像しながら描くとタイトルいれをしてみたくなってしまう病の私(笑) bb0def85-39d7-47f3-88b7-8ab1d8e63f77 さらに今回はこのイラストをコラージュして、ストーリーイメージイラストを作ってしまいました(o´艸`) 仲矢君のつぶやきは本編から抜粋させていただいています。(抜粋とこちらへの掲載は作者様にご了承いただきました。雪さんありがとうございます!) ea105ba3-75c6-4916-b900-fd8ed92b6682 煙草の煙、軋む扉の音……繊細な情景描写に心情が透け、物語の空気感に包まれる。 年の差や立場の違いから虚勢を張ったり、遠慮したりしてすれ違う想いへの憂い。大事すぎて壊せない片想いの切なさ。 それらを存分に感じられるとっても素敵なお話です! ✱✱✱ 『せめてその距離で』 https://estar.jp/novels/23606820
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