『雪からのおくりもの』 沈丁花様

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『雪からのおくりもの』 沈丁花様

72d80681-e494-404e-94f7-7f1f348def4f 作者の沈丁花さんとはご縁があり交流させていただいており、その中で読ませていただいたSSへのファンアートです。 あたたかく幸せが満ちあふれていて、でもどこか胸の奥に佇む切なさも感じる……そんなクリスマスが舞台のSSです。 大切なひとを失って初めてのクリスマス。賑わう街の片隅でひとり、大切なひとが残した言葉を想い浮かべながら煌びやかなクリスマスツリーを遠巻きに眺めている主人公の彼。そこに吹き抜けた風とともに舞い降りた奇跡。 “イヴの夜の初雪は願いを叶えてくれる” 彼の前に現れたのはこの世を去ったはずの彼で…… 切なさを孕みながら、優しい想いに胸があたたかくなるお話で、その場所の雰囲気、空気感とともに映像がありありと目に浮かびました( ・ ・̥ ) 読了後にクワっとなり描いて勝手に送り付けてしまいました(笑)届くはずのない望みが叶い、目の前にいるはずのない大切な人の姿を瞳にとらえたときの姿です。 お話は公開されていないので、表したかったことがイラストで伝わるか不安もありますが、閲覧してくださった方にほんの少しでも素敵ストーリーを感じてもらえたらいいなと思います。 果たしてハッピーエンドなのか……それは読む人に委ねられている気がする物語。私もひとり妄想を膨らませて、勝手にうるうるとしていました(;▽;) どうしようもなくやるせない過去やこじらせた感情を持つ登場人物が、愛することを知り、愛されることで成長していくお話を、言葉を丁寧に選びながら紡いでいく作家様です。 ストーリー全体に流れる雰囲気や、どんなに重いことがらを抱えていても彼らの中に清らかさを感じるのは、選ぶ言葉一言一言に沈丁花さんの思いが込められているからなのだろうなと感じます。 切なさ全開のお話から幸せたっぷりの甘いお話。 Dom/Subユニバースやオメガバースも。 沈丁花さんの素敵物語はこちらから↓ https://estar.jp/users/155726144 ※今回こちらに未公開のストーリーのあらすじを掲載することは作者様にご了承いただいています。
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