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切なくて優しく甘い
Dom/Subユニバースストーリーを紡ぐ沈丁花さんの作品から、先日完結した『鼓膜を揺らさないで』の奏多さんです。
奏多さんは
Domで、主人公の
Subである志真くんの素敵完璧なパートナー。
しかし、相思相愛のふたりにある日突然別れがやってきます。甘く優しい時間を過ごした後、ある
command(命令)だけを放ち、理由も告げず目の前から消えてしまった奏多さん。
二年間、喪失感を誤魔化しながらcommandに従い続け過ごしていた志真くんの前に、最愛の人が上司となって現れたことで志真くんの日常がにわかに泡立っていきます。
奏多さんは志真くんを今でも特別に想っていて、二年前別れなければならなかった理由は口にすることを拒みながらも、傍にいたいと言う……
この導入部だけで、もう切ない( ・ ・̥ )
そんな切なさ全開のお話ですが、今回のファンアートの奏多さんからは幸せオーラがだだ漏れてると感じてもらえたらいいなと思います☺️
以下勝手な妄想。
「志真、終わった? じゃあ、一緒に帰ろう 」と手を差し伸べる日常の甘々シーン(*´艸`)
志真の「
真」を言った瞬間のお顔です。←設定細かすぎるw
もうこんなふうにずっととろけるくらい甘々でいて欲しい。そう願ってしまうほど奏多さんには辛い過去があり、思い悩む志真くんの姿とともに読み進めるほど胸が苦しくなりました。
domsubだからこその葛藤も切なさを膨らませます。
本能はお互いを求め合い、唯一無二の存在だとわかっている。なのに横たわる二年前の別れのせいで、一番大切な気持ちが繋がりきれない。第二性という本能が作用するからこそ、戸惑いや葛藤が強くなって行く気がしました。
表面上の関係性と違って、実はsubが主導で関係性を築いていたりする。表立って描かれている訳ではありませんが、そう感じられるシーンも繊細に書き込まれていて、このユニバースならではの面白さを感じさせてくれます。
また、強い支配的言動が強くなるのもdomsubの特徴ですが、沈丁花さんのお話ではその支配的言動にさえ甘くて優しい香りが纏わり、読んでいるこちらもいつの間にか多幸感に包まれます。
優しい顔で、鼓膜に響く甘い声音で語りかけられたら、もぉ、きゅきゅんだよー♡と思いながら描き描きしました(*´艸`)
奏多さんが背負っているのは紫陽花のお花です。
なんてたって雨男だから!! ……ん?志真くんが雨男か?!(笑)
とにかく彼らに起こること全てを、雨の景色が見守っているのでイメージフラワーとして置いてみました💕
このお話には、絵師篠宮様が描かれた、物語の空気感、雰囲気が漂う切なくも優しいとっても素敵なイラストがあるので、せめてイメージを崩さないようにと思いながら描きました。描いてみると本当に絵師様のすごさをまたしても実感です✨✨
ふたりの恋を見守るように、時に激しく、時に優しく降る雨の情景と彼らの心情が重なり、切なくて甘く優しいdomsubストーリー。
辛いシーン、切ないシーンもあるけれど、ひとつひとつの言葉を大切に丁寧に紡がれる文章にたくさん癒されました(*´ -` )
お話はこちらから↓↓↓
『鼓膜を揺らさないで』
https://estar.jp/novels/25870044
☆追記(2022.3.2)
なんと!!沈丁花さんが本編のスター特典にこのファンアートを掲載してくださいました!!
しかも、仕事アフターの甘々シーン。ほのぼのほっこりの素敵SSが読めます(≧∇≦*)♡♡ほんといい職場だなぁ😊🍀
こちらからぜひ↓↓↓
https://estar.jp/extra_novels/25944486
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