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『八月三日』⑪ たろまろ 様
八月三日。
勝手にお祭りファンアートの日😆✨
今回は挿絵風で描いてみました。
紙書籍312.313ページ、最後の最後のシーンです。
今更ながらですが、本編に沿ったファンアートってめちゃくちゃネタバレになるんですよね💦💦
イラスト自体にもネタバレアイテム散りばめてるし、語りはそれ以上になるのでよろしくないのかもしれない……けれど語りたい🥹 この葛藤は語らないが勝ったためしがないのだけれど🤣
なので、すこーしスペースをあけますので、ネタバレ回避されたい方はこの先要注意願います⚠️
このシーンもたまらんポイントです。
本編がハピエンをむかえたあとに描かれる、未来の自分に託され事故を回避するために動く高校生『一ノ瀬優』君のお話。
病院で再会する一ノ瀬さんとシロちゃんにとって、事故の回避とともに、あの『再会』に関わる重要なシーンだと思っています。
『八月三日』この日を無事過ごせるか。
シロちゃんがあの悲しい日々を送る状態にならないために。
毎日を笑顔で過ごせるために。
彼らのゆく末を左右するとても大事な日。
未来から来たと言う一ノ瀬さんのことを信じ慎重に行動するシロちゃんと、未来の自分に託されたことを胸にこの日を見守ることにした一ノ瀬優君。
何事も起こらず無事一日が終わるとおもっていた矢先にアクシデントが!!その直後……
えっ、一ノ瀬さん……? 「一ノ瀬さん!」
なシロちゃん。
と
あ……
な一ノ瀬優君。
一ノ瀬優君はシロちゃんの呼び掛けに応えず、全速力で走り去ります。
同じ驚いた顔ですが、驚く角度が少し違う。もしここで二人が会話をしていたら全く違う未来になるかもしれない……
介護士一ノ瀬さんは記憶障害の白崎さんに想いを寄せ、彼の本当の笑顔を見たいと思った。
過去に戻った一ノ瀬さんは高校生のシロちゃんに出会い、愛しく大切に想い、彼が未来でも笑っていてくれることを願った。
シロちゃんは未来の自分のために奔走する一ノ瀬さんに好意を募らせた。
一ノ瀬優君は未来の自分に託されたことを遂行する過程で、未来の自分を想っているシロちゃんが気になる存在になった。
同一人物ふたりのなかで想いが交錯しまくっていて……そう思うと、シンプルなようでいて本当は複雑な関係性、経過によって、シロちゃんと一ノ瀬さんは結ばれたのだと改めて感じます。このふたりは本当に奇跡的でいて必然的に結ばれているんだなぁ、と。
あの場所から走り去った一ノ瀬優君を動かした“何か“、その時抱いたであろう気持ちも。追いかけたけれど捕まえられなくて、再会の日を胸に描きつつ自分の道を歩いたシロちゃんのことも。
八月三日のあの日から、再会するまでに彼らがそれぞれ過ごした時間や気持ちを想像すると、なおさらあの病室のシーンで感動の大波にのみこまれてしまいます😭😭😭
『八月三日』
きっと彼らにとって何度繰り返そうと運命の日となる日。
潔くて、それでいて意味深長なこのタイトル。
本当に素敵で大好きです!
2023年8月3日 によせて🍀*゜
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