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7
飯田弘嗣の部屋のベッドには、彼が店長を務める書店のバイトをしている仲嶋みこがバスタオル一枚の姿で横たわっていた。
仲嶋みこは胸がでかい。たぶんGカップくらいある。
弘嗣はずっとその巨大な胸とたわむれてみたいと思っていて、ついに今日の飲み会の後、そのチャンスが訪れた。甘い言葉を囁き、部屋に連れ込むことに成功した。
遠距離恋愛中の恋人はいて、夜な夜な満足させてもらってはいるが、やはり玉には生身の身体に触れてみたかった。
「店長、早く。私……我慢できない」
頬を桃色に染め、とろんとした目で弘嗣を見つめる仲嶋みこのバスタオルに手をかけようとしたそのとき。
弘嗣は、自身の乳首の先端に強烈な快感を覚えた。仲嶋みこはベッドの上にだらんと横たわっているだけで、弘嗣には触れていない。それなのに弘嗣の乳首はコロコロと転がされている感覚に包まれていた。
こんな達人のような転がし方をできるのは、遠距離恋愛中の恋人、橋本依子しかいない。
だが、パソコンの画面で繋がっている訳ではないのに何故? お互いの姿を全く見ることができていない状況依子のあの力が発動したことはまだなかった。そんなことを試す必要もなかっただけだが、そんなことが可能だとも思っていなかった。
弘嗣の全身を次々に快感が襲った。目の前に魅力的なGカップがあるというのに、遠距離恋愛中の彼女から攻められる。こんな贅沢なことがあるだろうか。これでは3Pではないか。
「店長……」
自分は何もしていないのに、突然涎を垂らし、快感に喘ぎだした飯田弘嗣の姿に、仲嶋みこは戸惑いを通り越して恐怖を感じた。
「はぁはあ、あはぁ、あははぁん!」
白目をむきながら一人悶える弘嗣。
「ぎゃっ」
みこは恐ろしさのあまり、弘嗣を突き飛ばしてベッドから出る。その勢いでバスタオルが脱げる。
豊満なGカップのバストめがけて、弘嗣の今やもっとも猛々しい状態となった弘嗣自身から、液体がどびゅっと飛び出した。
「ギャー」
みこは訳が分からなくなって、泣きながら大慌てで散らばった服を身につけ、逃げるように部屋を後にした。
後には、荒い息をつき、放心状態になった弘嗣が一人残されていた。弘嗣は、身体中を小刻みに震わせながら、一人呟いた。
「き、き、気持ちいいぃぃぃぃぃ」
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