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全神経を使って弘嗣の身体に念を飛ばし、疲れ果てて寝落ちしてしまった翌朝、スマホに弘嗣からのラインが届いていた。 「結婚しよう」 短いメッセージを見ていると、幸福感が全身に満ちてきた。昨日の不安が嘘のようだった。 カーテンの向こう側からは、明るい朝の光が漏れていた。 「うん、しよう」 弘嗣に短くラインのメッセージを返すと、ベッドに横たわり、穏やかに二度寝した。
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