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あとがき
お読みくださいまして、誠にありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
この小説は、ある事故現場のガードレールに存在した想念が私を媒体として、脳裏に情景を見せてくれた物語です。
等しく、年老いて亡くなる人もいれば、働き盛りで亡くなる人もいます。
成人を迎える前に亡くなる人もいれば、産まれてすぐに亡くなる人もいます。
産まれる前に亡くなる人もいらっしゃるでしょう。
その亡くなる時がわからないからこそ、人は死に対して意識することがなく、それに伴って、鬱や精神疾患になることはありません。
しかし、人はいつか亡くなるという制限があるからこそ、お尻に火がついたように積極的に活動することができます。
もしあと1時間で地球が住めない環境になるとするならば、あなたは何をいたしますか?
おそらく、何かを購入することでも、何かすることでもなく、人に告白したり、お礼を言ったりと、人と会話するのではないでしょうか。
これが人のあるべき姿だと、私は考えています。
【この小説の情報】
ミステリージャンル、日別ランキング最高8位。
(2019/12/09)
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