*僕はそれを我慢できない

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理人(りひと)っ、イヤぁ……んっ」  クチュリ……と音を立てて、理人が葵咲(きさき)の中へ指を(うず)めると、彼女は吐息混じりに抗議の声をあげる。  でも、それが決して言葉通りの意味ではないことを理人は知っていたから……お構いなしに彼女を責め立て続ける。  理人が指を抜き挿しするたびに、彼の指に吸い付くように葵咲の内側が追いすがってくる。  それに(ともな)って自然、ギュッと閉じられていた脚の間が緩んできて。  理人は葵咲の様子を見ながら、彼女の秘所へと忍ばせる指を徐々に増やす。すでに三本の指を飲み込んだ葵咲の中心は、熱を(はら)んで匂い立つほどに潤んでいる。  わざと狭隘(きょうあい)な穴の中で指を一本一本別々に動かすようにして隘路(あいろ)をほぐすと、その動きに合わせて中からトロトロと温かい蜜が(あふ)れてきた。  理人の手首のほうまでしとどに濡らす葵咲の愛液に、彼は満足そうに微笑んだ。 「葵咲、下も全部脱いでしまおうか」  わざと葵咲を(はずかし)めるように、今から何をするのかを逐一(ちくいち)報告すると、理人は葵咲がその存在を意識できるよう、内壁を(こす)りながら、()えてゆっくりと指を引き抜いた。 「すごい、葵咲。こんなに濡れて……」  わざと葵咲に見えるように濡れそぼった手指を(かか)げると、彼女の目の前で腕を滴る(ぬめ)りを()めとる。  途端葵咲が恥ずかしそうに目を伏せたのが、理人には可愛くて堪らなかった。  理人が葵咲のパジャマのズボンと下着を、先の宣言通り容赦なく脱がしてしまうと、彼女は羞恥心(しゅうちしん)に目元を潤ませながらも、どこか誘うように理人を見上げた。 「気持ち悪かったね」  理人の手をぐっしょりと濡らしてしまうくらい感じさせてしまったのだ。今脱がしてしまった彼女の服も然りで。
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