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零
青森に来て、書道教室をはじめました。
武の家は広いので、室内でもできます。
さらに、書道のコンクールというものにも応募したりと、わたくし励んでおりますの。
「れんちゃん、こんなに習字できたのか〜すごいなぁ」
武は褒めてくださいます。嬉しいですわ!
道場もたまに、わたくしも御一緒にさせてもらい、楽しくすごしておりますの。
ご飯も作って、お父様にも食べてもらえて…わたくし嬉しいですわ!
「ねぇ、れんちゃん?」
「はい」
武と一緒のお布団に寝ておりますの。一緒にお布団を敷いて準備するのです。
「あのー、なんだっけ…」
「はい?」
「あー、うーん」
武が考えてます。なんのことでしょうか?
「あ、生理…って」
「はい?」
「いつ…いや、僕と会ってからは…ない、よね?」
「ええ」
「たぶん、妊娠してる、よ?」
「…!?え!わたくしが?」
「うん、…というか、子供作る気満々でしたんで…」
「あの、わたくし、どうしたら?」
「明日、病院行こうか」
「はい、わかりましたわ」
「よし、寝よう」
「あの、一緒に行ってくださいますか?」
「もちろん。さ、寝るよ」
武は少し不安そうな顔をしたので、わたくしも少し不安ですわ。
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