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「なんと、ばっさり、失恋か?」 「違いますわ!」 「なぜゆえに?」 「お義母様のまねですわ」 あー、写真見たからね。 れんちゃんは、髪の毛を切ってしまった。 ロングヘアでお団子だったのに。今は肩までしかない。 僕の赤ちゃん時代のときの母は、れんちゃんの長さくらい。小さい時に亡くなったから、僕も写真を見てわかるくらい。 「ほー?やるのー」 くそ親父、にやにやしやがって。 「しかし腹も出て、この乳もはちきれそうだのー」 あろうことか触ろうとするのでひねる。 「おい、出てけ」 「ふん、武だけ楽しみおって」 「いや、女の子連れ込んでるの見たんだけど?若い子」 「ふん。また連れ込んでやるからな」 なんだそれは。 出て行ったけど、まじうぜー 「れんちゃん、ごめんね」 「いえ、武…も、触りたくなったのですね」 「うん、だって気になる。…赤ちゃんに紛れて僕もお乳を飲みたいな」 「だめですわっ。武は赤ちゃんではありませんわ」 「ふーん、そー。飲むからね、絶対!」
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