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生まれた赤ちゃんは、男の子! (れい)という名前にした。 れんちゃんが考えたので、僕は由来とかよくわからない。…というか何か説明あったけど、難しくてわからなかった。れんちゃんは秀才なのだ。 「まぁ、零。かわいらしく飲みますわね」 「どれどれ、僕も」 「あ、だめですわっ、武っ」 「あのー、病院ですよ?ここは」 先生に叱られました。 「あ、すみません…あの、本当に出てるんですか?」 「はい」 「僕もお乳を零みたいに飲みたいんです」 「旦那さん…赤ちゃんのものなのでやめてください」 「えー」 「武、すみません。わたくしもっとたくさん出たらよかったのに」 「いや奥さん、だめです。子供に構って」 「はい」 「いちゃつくな若者」 先生に叱られた。 しかーし、れんちゃんは子育てに関しては厳しー! 赤ちゃんのときも赤ちゃん言葉を使わず、きちんと言葉を教えていた。お嬢様言葉を使わないよう頑張るれんちゃんはかわいらしく、いやー僕は普通にしゃべってていいの?ってなったけど。 敬う方には敬語というのを教えてるということなので、僕は敬われてるということで…零には普通に話し言葉を使っていいそうな。 れんちゃんはお花や茶道までもやってたとか…信じらんねー 僕は柔道のなどを教えますが、れんちゃんは子供の頃からこんなに頑張っていたのかと思うと、もう…すごいとしか言えない。 「零、なぜそのように私の言うことを聞かないのですか?必ず、お稽古の時間を守るように」 「母上、申し訳ありません…」 零は小学生になり、覚えも良くて、とってもいい子だけど…たまにサボる。これは、僕のせいだ…。
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