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2年後、賞金首となって追われていたリリカ、コウガはイサムから通信を受ける。準備ができたのでニューヨークまで来てほしいと言う。乗り込んだ二人はイサムとの対面を果たす。イサムによるとニューヨークで新型ビーストの開発がされていると言う。その破壊の協力依頼だった。またイサムの母親はアンリでありコウガとは異父兄弟であることを知る二人。イサムは体外受精でつくったMC被検体1号であり父親はタチバナ博士の助手ヤマトだった。飛行術を操れるイサムはアンリから直接生まれたコウガにはそれ以上の能力があると告げる。イサムから飛行術を教わりながら覚醒していくコウガ。
時同じくして追われる身となっていた生き残りのMCアキラとレナ。偶然にもニューヨークに住んでいた。ある日レナが渦巻き状の空間にさらわれてしまう事故が起こる。離散したMCを探すコウガらはまずアキラをそしてエリックとコンタクトが取れた。エリックは新型ビーストがあり、レナが連れていかれたのはドラコニアン(以降ドラコ)が支配する地底都市アガルタであることを調べていた。その入口は南極にあるらしい。そこまではアメリカCA西部のエリア51から光速フライト(UFO)で向かう作戦を立てるリリカ達。そんな時にコウガ、リリカの友人ニックがニューヨークへやって来た。心配で二人を追ってきたのだという。ニックに西部までの運転を頼むと喜んで引き受けた。
アメリカ横断の旅の末、レプティの空軍基地であるエリア51へたどり着く一行。ニックと別れ、光速フライトの奪取に成功すると南極へ向かった。極寒の地南極で待ち受けていたのは入口の番人カイルという剣術のオーガノイドだった。死闘の末、剣の闘いを制するリリカ。打ち解けたカイルのサムライソードを授かる。そしていよいよアガルタへ乗り込むのだった。アガルタでは労働力として白人のブロンド、ブルーアイの女性ばかりがいた。彼女らは強制的に連れてこられたという。それはドラコ王族の子供を産むためであり、使い捨ての道具のように扱われていた。同じ容姿のレナは何と皇太子妃としてアガルタにいることも知らされる。レナの救出に王宮へ向かうリリカ達。
王宮のレナはヴラド皇太子に洗脳された人形のようになっていた。何とかレナに正気を取り戻させるアキラ。ヴラドの抵抗に遭いながらも光速フライトで脱出を図り、レナの案内により新型ビーストの破壊に都市部へ向かう一行。ビーストはアガルタの中枢である天空宮殿を支える柱にもなっている変電所内にあった。ビースト・マークⅡと呼ばれる全種族管理システムを開発しているのは、あのロブ・シュタインであることは分かっていたリリカ達。ロブの研究室までたどり着く。
パワードスーツに身を包んだロブとの格闘を制した6人は意外な事実を聞かされる。レプティであるロブはドラコとの取引でビーストの技術を提供する代わりに上層種族であるドラコと同じ待遇と安泰を求めた。しかしロブは完成と同時にここに監禁されていたのだ。騙されていた自らを笑うロブ。天空宮殿にアンリが幽閉されていることを告げリリカらに脱出の糸口を教え息を引き取った。天空宮殿でヴラド皇太子と対面した6人。レナは吸い寄せられるように再びヴラドの支配下に入ってしまった。そして皇太子と思っていた若いヴラドは違う男に変化をする。彼こそが700年もの間、王位継承などせずに地球種族の頂点に君臨していたヴラド皇だった。その正体はアンリのようなオリジナル・ヒューマノイドの血で生き続けてきたドラキュラ伯爵と呼ばれたワラキア公ヴラド3世だと知る。
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