モンキーマークのプレゼント

子ども部屋に向かおうとしますが、ラックの鼻が何かを察知します。それは、とてもとても甘い良いにおい。その方向に顔を向けると、リビングのテーブルに食べかけのチョコレートケーキが残されていたのです。食べ物を出しっぱなしにしておくのはいけません。

チョコレートケーキはラックの大好物。ちょっとした悪魔がラックに囁きます。プレゼントをテーブルの上に置き、指でチョコレートクリームをなめて食べると、なんと絶品。疲れているのか、チョコレートの甘さが身体に染み渡っていきます。もう1回、あと1回、これで最後。気づけば、ケーキを右手で鷲づかみにしていました。

そのときです。