340人が本棚に入れています
本棚に追加
望先輩と
土曜日 午前中の練習が終わり
モップをかけてる所に 望先輩が来て
「友海」
「はい」
学校からすぐのファーストフード店へ来て欲しいと言われて
最後に 体育館全ての鍵を閉めて 体育教官室から靴を持って出る
部室で着替え 同級生と一緒に 門を出た所で みんなと別れて
家とは違う方向へ
「望先輩 お待たせしました」
「友海 ジンジャエールで良かった?」
「はい ありがとうございます
先輩 話って?」
望先輩は 笑顔で
「友海 彼女と別れたの?」
「…な 何で…知って…るん…ですか?」
「私の周りに情報通が居るから(笑)」
「先に言います 先輩とは 付き合いませんよ」
「何でよ 友海 今 フリーでしょ?」
「同じ部活の人とは嫌なんです」
「じゃあ 私が引退したら いいの?」
「ダメです 私は 望先輩を尊敬しているので この関係を崩したくないんです」
「えーっ だったら デートしてよ」
「いいですよ」
「えっ いいの?」
「はい」
「じゃあ 明日は?」
「午前練習終わってからなら 大丈夫です」
「やったぁ 何処行く?」
望先輩のはしゃぎっぷりが可愛くて
「何処でも良いですよ(笑)」
「えっとー じゃあ 水族館行こうよ」
「いいですね」
「明日 1時半に 駅で待ち合わせしよ?」
「はい」
望先輩の笑顔は 本当に可愛い 先輩じゃなければ…
中学の時 付き合っていた先輩に振られた時 自分のプレイが酷くて ずっと引きずるから 絶対同じ部活の人とは付き合わない
バスケと プライベートは分ける それが私の譲れない所
最初のコメントを投稿しよう!