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ママが 長芋の辛子明太子和えを パパの前へ出すと
「舞子 ぬる燗お願い」
「はい」
本格的に飲む前に話が出来たら…
友海と目を合わせ
お互い頷いて
一呼吸してから
「パパ」
「ん」
「話があるの」
「あぁ」
場の空気が変わり
パパ
「えっ どうした?」
「郁美さんのお父さん 話を聞いて頂けますか?」
「う うん…」
「今 郁美さんと付き合っていて 一緒に住んでいます」
「は?……友海ちゃんと 郁美が?」
「はい」
「いやっ それ…は………」
「はい 世間一般的には認められないかもしれませんが 郁美さんを好きになり 他の人は考えられません 一緒に居たいのは 郁美さんだけです」
「…………」
「郁美さんのお父さんに 付き合う事を許して頂きたくて───」
「待ってくれっ」
「…………」
パパは ママ達の方を見てから
目を閉じ 何も話さなくて
長い沈黙が続く
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