1月2日

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亜衣 side 友海の覚悟が分かり 私も 二人の力になろう パパがトイレへ行き 追いかけ 廊下で待っていた 出てきた時に みんなが内緒にしていた事を話す パパは驚いて また何か考えてる 寝室へ逃げられないよう ダイニングへ連れて行き テーブルへつくと 「友海ちゃんだから反対している訳じゃない 誰が来ても…嫌なんだ… 娘が 辛い思いをしないように…幸せになってもらいたい 俺の願いは それだけだ…」 「パパ それって二人の仲を許すって事?」 「いや……」 どっちよ 「……好きにしたらいいっ」 そんな投げやりな 「…郁美 友海ちゃん 仲良くな」 ん? 素直じゃん(笑) 姉 「パパ ありがとう」 友海 「有り難う御座います」 パパがしゅんとなっているから ママが ぬる燗と 甘エビの塩辛を持ってきて 「…ありがとう」 徳利を持ち パパにお酒を注ぐ 「それでは 皆さんグラスか お猪口を持ってください」 「郁美お姉ちゃんと 友海の 婚約祝いに カンパーイ」 「「カンパーイ」」 いやぁ やったなぁ〜 ここまで長かったよぉ〜 後は… この先の事を考えて ニヤッ(笑) 手で口元を隠し 危ない 夕凪にバレる 今日は 最高に楽しいから 私も何か作ろう すぐに作れる 柚子胡椒のポテトサラダと かに鍋の後の締めは雑炊でしょ 出汁に 醤油 みりん 白だし ご飯と卵を用意していたら 「亜衣 ありがとう」 「良かったね お姉ちゃん」 「うん」 パパも調子を取り戻しご機嫌で 私が パパに沢山飲ませて早々にダウン 夕凪と寝室へ運び それから またみんなで楽しく話が出来た 奈穂 「舞子さん そろそろ失礼します 楽しかったのでつい長居をしてしまって」 「私も楽しかったから 気にしないで 来てくれて ありがとう」 「素敵なおもてなし ありがとう」 「いいえ」 友海 「舞子さんのお料理 おいしかったです ごちそうさまでした」 「友海ちゃん 嬉しいわ」 奈穂 「ぜひ今度は 家にもいらしてくださいね」 ママ 「すぐにお伺いします(笑)」 「ええ」 友海 「郁美さん 明日11時に迎えに来ますね」 「ありがとう」 友海 「亜衣 また連絡する」 「おうっ またな」 夕凪 「友海さん 私も」 「うん 夕凪ちゃんにも連絡する」 「絶対だよ」 「約束する またね」 奈穂さんと 友海が帰った後 片付けはほとんど終わっていたから ママが先にお風呂へ入った 三姉妹で ダイニングテーブルへ座りお茶を飲んでいた 夕凪 「郁美お姉ちゃん お風呂一緒に入ろう」 「うん」 「私も」 ママがお風呂から出てきて お姉ちゃんが シャワーをしてから湯船へ浸かり 私も 同じ様に湯船へ 夕凪が洗い場で髪を洗う 郁美 「三人で 家のお風呂へ入るの何年ぶりだろう?」 「私が 小4ぐらいかな? 夕凪はまだ幼稚園か 今はこんなに大きくなって」 郁美 「あの頃は ほんとに可愛かったなぁ」 夕凪 「今も可愛いでしょ」 郁美 「うん 私の妹達は 可愛いって みんなに伝えたい」 「なにそれ(笑)」 夕凪 「お姉ちゃん シスコンだね(笑)」 「それはそうでしょ 可愛い自慢の妹が二人も居るんだよ」 「お姉ちゃん そんなに褒めても 何もあげないよ」 「えぇー そうなの(笑)」 久しぶりの長風呂で 三人とも顔が真っ赤になりのぼせてしまった
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