星月夜

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以前住んでいたのは、マンションで部屋も今よりも広かった。 そして、パパもいた。 だけど、僕はパパが嫌いだ。 いつもお酒とタバコの臭いがして、口元はニヤついていた。 パパはママが必死に稼いだお金をお酒やタバコに使っていた。 ママがお金を隠すと、パパは怒ってママや僕に暴力を振るった。 だから、今のママと僕だけの生活が幸せだ。 20分後、ママが帰ってきた。 今日の夕食はコンビニのハンバーグと味噌汁、白いご飯。 「悠月、いつも夕飯、遅くなってごめんね」 「ううん。大丈夫だよ」 「もうすぐクリスマスだけど、悠月(はるき)は何が欲しいの?」 「僕、プレゼントはいらない。ママと遊園地に遊びにいきたいんだ」 「そっかぁ……じゃあ、ママ、仕事頑張って、休み取れるようにしないとね!」
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