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ある時から、夫くんのためだけにご飯を作るのを止めた。
具体的なきっかけは覚えていない。
食べるか食べないかわからないので、余るのが嫌というのもあったし。忙しいのにこれ以上、時間をロスするのはもったいないと思ったのは確か。
「あなたのためにご飯を作る時間はない」と夫くんに言ったのは覚えてる。
ただし、子どもの食事の時間に夫くんがいれば、一緒に食卓は囲んでいる。
娘ちゃんが小学校中学年の時、夫くんは娘ちゃんに「パパのご飯がない」「パパいい旦那さんだと思うんだよね」としつこく言っていた。
いつもの子どもと私のお夕飯。
ある日作った中華丼がとても子どもたちに好評で、「パパのご飯がない」と日頃ぐちを聞かされている娘ちゃんは、「これパパに食べさせてあげようよ!」と提案してきた。
「じゃあパパにご飯あるよってメールしてくれる」と頼んだら「わかった!」。
翌朝4時、テレビの大音量とリビングの灯りで目を覚ます私。
夫くんは、リビングでテレビをつけたまま寝る習慣がある。(おかげで私は熟睡できない。)
そして、ダイニングテーブルに残された手つかずの冷めた中華丼を発見…
娘ちゃんに見つかる前に証拠隠滅しなきゃと、自分の胃袋に納める私(←バカ)
もうね、心で泣いていても、涙も出てこない‥
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