猫のユウくんとフェレットのコウちゃん

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そして夜、人間達が寝静まった頃 「…来ないなぁ…」 フェレットのコウちゃんはそう言ってベランダの外に出ていた。 歓迎会が今日の夜にやることはわかったのだが猫のノンちゃんが向かえをよこすと言っていたが一向に誰も向かえに来ない 「向かえをよこすて言ってたけど…来ない…ハアー」 フェレットのコウちゃんはそう言って辺りを見渡したが誰も向かえに来ていなかった。 一方、集会所ではフェレットのコウちゃんの歓迎をする準備を終えて後はフェレットのコウちゃんを待つばかりだた。 「遅いなぁ…ユウのやつちゃんと向かえに行ったのか?」 「行きましたよ…」 「!…ビックリした何時、来たんだよ」 「ついさっきですよ…」 「そんで、コウは?」 「…」 「来てないみたいだけど…」 「いなかったすか?」 「…いたよ」 「じゃあ何で連れてこなかったんだよ」 「…寝てたんですよ」 「寝てたんなら起こせばいいじゃねぇか」 「起こそうとしたんだけど…」 「?」  猫のユウくんの話によるとフェレットのコウちゃんを向かえに行った猫のユウくんこの前と同じようにベランダの中に入ったらそこにはフェレットのコウちゃんがベランダに出ていてそこで寝てしまっていました。  それを見た猫のユウくんは声をかけて起こそうとしたが中々、起きないため揺すったりしたがそれでも起きないフェレットのコウちゃんを今度は叩き起こそうとしたらフェレットのコウちゃんは寝返りをうって猫のユウくんの攻撃を交わし本当に寝ているのか何回も叩こうとしたがそのたんびに寝返りをうって交わされていたのでした。 「…それはある意味、奇跡すね」 「確かに寝ていながらユウの攻撃を交わすとは…」 「恐るべしコウちゃん」 「そんで諦めてユウだけ来たんだな」  そう猫のムーさんが猫のユウくんに尋ねたら猫のユウは頷いた。 「…どうする?」 「どうするて、言ってもなぁ…」 「だったらやらなきゃいいじゃないですか…別に無理してやることないですよ」  最初から乗り気ではなかった猫のユウくんはそう提案した。 「おいおいユウ…せっかく新しくこの街の住人になるんだしコウのこと皆、知りたいだろうしそれにコウだってこの街の動物達のこと知りたいだろ?」 「そんな事、俺に言われたって知りませんよ」 「相変わらずユウの動物嫌い治ってないんだなぁ」 「…別にいいじゃないですか…誰かに迷惑かけてないんだし」 「まぁそりゃそうだけど…」 「でもさぁもう少し愛想よくしても良いと思うけど…」 「…」  猫のユウくんは拗ねてそっぽを向いた 「まあまあ…仕方ねな来ない…だったらまた今度だな」 「そうすね」 「そんじゃ今日は…俺様のスペシャルダンスを見せてやるぜ!」  そう言って猫のシロさんがクルと回ってキメポーズをして踊り始めた 「え…」 「踊り始めちゃったね」 「シロさんが踊りたかっただけじゃない?」 「かもな…」  そしてその日の歓迎会が行われるはずだった集会は猫のシロさんのダンスで盛り上がりで終わったのであった。 そして翌朝 「あれ?こんなところで寝てたんだ…コウちゃん…」  朝起きたらベッドの横にいないのに気づいたフェレットのコウちゃんの飼い主は窓を開けたらそこにはフェレットのコウちゃんが気持ち良さそうに寝ていた。 「ふふ…かわいい…あ、そうだ写真撮ろと」  そう言ってフェレットのコウちゃんの飼い主はスマホで写真を撮って朝食を食べに行った。 「すー…ぅ…ふぁ~…朝か…え!もう朝!うそ!」  フェレットのコウちゃんは朝日をあびて飛び起きたらもう朝になっていた。 「…結局、誰も来なかった…嘘だったのかな?僕の歓迎会…」 「嘘じゃない…よっと」  そう言ってベランダに1匹の猫が来た 「あ、ムーさん」 「昨日ちゃんと迎えに行ったんだよ」 「え?」  猫のムーさんは昨日のことをフェレットのコウちゃんに話した 「そうだったんだ…あいつに悪いことしたなそれに皆にも…」 「気にすることないてまぁ今回は仕方ないさまた改めてやればいいし」 「…それで次は何時やるの?」 「さぁな」 「さぁなて…」 「まぁ猫てもんは気まぐれだからなそのうちやるだろ」 「そのうちて…そう言えばムーさんどうして今日は来たんですか?」 「?ああ、俺が来たのはまぁユウのことだからお前のこと町案内してないと思ってな」 「え?」 「どうせユウと昼寝ばっかでこの辺のこと何も知らないだろう?それに他の動物達にもお前のこと紹介しとこと思ってな」 「それでわざわざ来てくれたんだ…ありがとうムーさん」 「まぁな…そんじゃ行くか!」 「うん!」  猫のムーさんは少し照れながらそう言ったらフェレットのコウちゃんは元気に頷いた。  フェレットのコウちゃんは朝ごはんを食べてから飼い主が出掛けたあとに猫のムーさんと一緒に家をあとにした。  もちろん猫のムーさんはその時にフェレットのコウちゃんの飼い主が猫のムーさんの分のご飯を持って来てくれてフェレットのコウちゃんと一緒に食べていた。                    そしてフェレットのコウちゃんは猫のムーさんの案内で街の動物達に会いに行くのと街の探索をすることになった。 「あ、ムーさん」  猫のムーさんとフェレットのコウちゃんが歩いていたら途中2匹の猫がちょうど通りかかっり猫のムーさんを呼び止めた。 「?…よう!お前ら今日はどっかに出かけるのか?」 「ううん…ただの散歩」 「ムーさんは?」 「俺は…こいつの案内だよ」  そう言って猫のムーさんはフェレットのコウちゃんのことを2匹に紹介した。 「君が昨日、来るはずだったフェレットのコウちゃんか…俺はミーヤ」 「僕はフミよろしくね。」 「よろしく」  そう言ってお互いに自己紹介し終わったら猫のムーさんが突然、何かを思い出したように言った。 「あ、そう言えば今日は約束あったんだ!やべー」 「え?…」 「今から行けば間に合うな…んじゃそう言うことだから…じゃあな!」 「え!ち、ちょっと待ってよ!ムタさん!」 「おと…そうだ忘れるところだった…ミーヤにフミお前ら今日は暇なんだよな?」 「え…う、うん」 「だったらこいつの案内、頼めないか?」 「え…別にいいけど…」 「そんじゃ頼む…と言うことだからコウこいつらに案内してもらってくれ…うんじゃ」  そう言って猫のムーさんは行ってしまった。 「…ムーさん行っちゃたね…」 「うん…」 「…んじゃとりあえず行きますか!」  猫のミーヤがそう言ってフェレットのコウちゃんは2匹の猫に案内してもらうことになった。 「さてと…どこが良いかな?」 「どこでも良いんじゃない?」 「どこでもて…」 「だってめんどいし…ファー」  そう言って猫のフミはあくびをしてめんどくさそうにしていた。 「…お前はユウさんか!」 「…」 「?どうかしたのコウちゃん」 「え?」  フェレットのコウちゃんは2匹のやり取りを見て少し気になることがあって考えていたら猫のフミがそれに気づいてフェレットのコウちゃんに尋ねた。 「何か気になることあるんじゃない?」 「…えっとあいつのことさん付けで呼んでるんだなて思って…」 「ああ、俺達ユウさんより後にこっちに来たからな」 「そうなの?」 「うん…けどたまにミーヤはユウさんのことユーちゃんて呼ぶ時あるよね」 「けどそう呼ぶとユウさんすんげー怒るんだよな…『そんな呼び方すんな!!』て…」 「そうなんだ…」  この時フェレットのコウちゃんは思った猫のユウくんを呼ぶ時は気をつけようと… 「けどユウさんのことそう呼んでいるの他にもいたよね」 「それはユウさんより上のやつや同じくらいのやつはそう呼ぶけどな」 「ふーん、そうなんだ…」 「それより、ここで話するより街の案内しながら行こうよ」 「そうだな」  そのあとは街を案内してもらいながらいろんな動物達の話を聞いたが何故かその日は他の動物達に会えなかった。 「それにしても今日に限って皆、用事があっていないなんてなぁ」 「うん…珍しいよね…」 「…残念だな…あ、そうだ…他の動物がいるて言ってたけど他にはどんな動物がいるの?」 「そうだな…この辺はほとんど猫が多いけど…」 「何匹かいるね…えっと確か…」 「ウサギにシマリス」 「モモンガにハリネズミ」 「あとリスザルにハムスターかな…」 「あ、まだいた、ジャンガリアンハムスターとモルモットだったかな?」 「ジャンガリアンハムスターにモルモット?」 「二匹ともハムスターより大きいハムスターだよ」 「一番、大きいのはジャンガリアンで次に中くらいのがモルモットそれで小さいのがハムスターだな…」 「へーそうなんだ…犬はいないの?」 「いるにはいるけど俺達と違って自由に歩き回れないからな…」 「仲はいいんだけどね」 「ふーん…何か意外」 「何が?」 「猫と犬て余り仲良くないてよく聞くから…それに猫てネズミを襲うじゃない大丈夫なの?」 「そのへんなら大丈夫…他のところと違ってこの辺の動物は仲がいいからな」 「そうなんだ…」 「まぁそのくらいかなこの辺の動物は…」 「うん…あとは猫がほとんどだもん」 「へーそんなに猫が多いの?」 「うん…この辺の人間達は猫が好きな人いっぱいいるからね」 「そうなんだ…」  色々と話しているうちに夕暮れになりちょうどフェレットのコウちゃんの家の近くについた。 「あ、そろそろ帰らないと飼い主が心配するから今日はこれくらいだね」 「そうだな…わりなあんま良いとこ教えられなくって…」 「ううん…楽しかったよ」 「僕も楽しかった」 「俺もコウと話せてよかったよ」 「あとは自分でもあちこち行ってみる…」 「うん…それじゃね。コウちゃん」 「その辺で見かけたら声かけろよ…じゃなぁ」 「うん!じゃね!」  三匹はその場で別れてそれぞれの家に帰って行った。 「今日は楽しかったなぁ…」  フェレットのコウちゃんは家に帰ってから今日のことを思い出していた。 「けど…他の動物に会えなかったのが残念だったなぁ…明日また出掛けてみよ」  そう思ってその日は眠りについた。  そして次の日 「さてと…今日はどうしようかな?…」  フェレットのコウちゃんは飼い主が学校に行くのを見送ってから今日この後どうするか悩んでいた。 「…あいつの所に行くのはとりあえずいいとして…もう一回、街の探索して来よう…」  フェレットのコウちゃんは猫のユウくんの所に行こうと思ったがどうせ懸念されるだろうと思い行くのを止めて街へと行くことにした。 「…何処に行こう…」  そう言って外に出たのはいいが何処に行くか決めていないフェレットのコウちゃん。 「…とりあえず行こう…」  フェレットのコウちゃんはとりあえずその辺を歩くことにした。 「あ、こんにちは」  とそこに一匹の猫が通りかかりフェレットのコウちゃんは挨拶して話しかけた。  猫は話かけられて足を止めて見たら見知らぬ動物に話かけられてちょっと驚いたがちゃんと返事を返した。 「どうも…?…初めて見る動物だな…」 「はじめまして、僕フェレットのコウ飼い主からはコウちゃんて呼ばれているだ」 そう言って来た一匹の猫の名前は野良猫のヨシキ 「俺はヨシキ皆からそう呼ばれてる…よろしくな」 「うん!」  お互いに自己紹介して2匹は直ぐに打ち解けた。 「そういやぁコウこれから何処に出掛けるのか?」 「うん…ちょっと街を探索しようと思って…」 「え…昨日ムタさんがお前の街案内するようなこと言ってだけど…案内してもらわなかったのか?」 「うん…ムーさん急な用事が出来てどっかにいちゃたんだ」 「そうなのか…だったら俺が街案内してやろうか?」 「ううん、大丈夫…昨日ミーヤとフミに案内してもらったから…」 「そうなのか?…けどさっき探索するって…」 「うん…自分でも探索してみたいて思って…それで…」 「そっか…だったらその探索、俺も付き合うよ」 「いいよ…ヨシキ何か用があるんじゃないの?」 「別にねぇよ…ただの散歩だし…それに初めての街で一匹で探索に出かけるのはちょっと危ないな…」 「え…どうして?」 「初めての街だと一回、回っただけで覚えないだろ…それに覚えてないと迷子になって飼い主の家に帰ることが出来なくなってからじゃ遅いし…」 「う…それを言われちゃうとちょっと自信ないかも…」 「だろ?…だからそうならないために俺が一緒に行ってやるよ…まぁコウが一匹で行きたいんだたら別にいいけど…」 「う~ん…そう言われちゃうとやっぱり不安だからヨシキ一緒に行ってくれる?」 「ああ、いいぞ」 「ありがと…」 「そんじゃ出発するか!」 「うん!」  そう言って2匹は街を探索しに出掛けた。 「それで…最初は何処に行くんだ?」 「公園に行こうかなと思って…」 「公園?…何でまた公園なんだ?」 「昨日ミーヤとフミに教えてもらったんだけど…そこで集会やるて聞いて次やる時に一匹で行けたら楽かな?と思って…」 「それでか…けど夜と昼じゃ景色が違って見えるからなぁ…今、行ってもいいにはいいが…」 「え…そうなの?」 「ああ、まぁ今日は昼間だけでいいけど…暇な時にでも夜に外出てみろよ…夜は夜でまた違って見えるし…」 「そっか…そうしてみよ」 「その時はあんまり一匹で行かない方がいいかもな…」 「何で?」 「なれてるならまだしもまだなれてないとどこだかわからなくなるからな…特に夜は景色が変わるからな」 「そんなに違うの?」 「ああ、まぁ俺は野良猫だからなれてるけど…コウみたいに飼われている奴らはそう見えるみたいだし…」 「…確かに夜は外に出たことないからな…あれ…ヨシキて野良猫だったんだ…」 「おう…ちなみに野良猫と飼い猫はこの辺は同じくらい居るかな」 「…そんなに猫が多いんだ…」 「まあな…あ、そういえば夜に外を出るていったら…」 「どうかした?」 「いや…まだユウがここに来て一ヶ月たったころのことの話なんだけど…そのくらいの日に集会をやってその帰りにユウが言ってたんだよ『夜、外に出るとたまに道がわからなくなる』て夜の公園に行くのはいいが帰る時はたまに迷って帰る時があったるて言ってたよ…あ、今でもたまに帰るのに迷うことあるみたいだけど…」 「そうなんだ…何か意外…」 「だよな…あ、今の話、俺から聞いたっていうなよ」 「え…何で?」 「ユウのやつスンゲー怒って機嫌は悪くなるし一週くらいは口聞いてくれないからな…」 「な、なるほど…」 「まあ夜、外に出るときは最初のうちは誰かと一緒の方がいいな…」
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