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朝日が差し、部屋が明るくなっていく。
「んー。」
白いシーツのダブルベットの中で女性が目を覚まして背伸びをする。
女性はまだ重い瞼をこすりながら広めのベッドを見回すと、隣に見覚えのない男が眠っている。
(え?だれ?)
女性は覚えのない男性の存在に驚きを隠せずにいる。
「んー、おはよう。」
女性の気配に気がついたのか、男性が目を覚ます。
女性は言葉を発さずベットから体を起こした。
「ん?どうしたの玲華?トイレ?」
男性は彼女を"玲華"と呼んだが彼女には覚えがない、・・・いやそもそも自分が誰なのかも記憶にない。
「玲華?大丈夫?」
「・・・ごめんなさい、あたしあなたが誰かわからないの?」
玲華は自分が記憶喪失な事に気がついた。
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