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告白しても振られても態度を変えない私は
あなたの親友の座を手に入れた。
半分ネタで本当は真剣。
真剣にあなたを想っていた。
初めて告って振られた中2の時はボロ泣きしたし、
次の年も散々お風呂で叫んだわ。
その次の年はもうなんか慣れて。
それでも泣いたは泣いた。
その次も見事玉砕。
「格好つけて振らなくていいから素直になってよ?」
「いや本当にお前は無理だって笑笑」
何だかんだ好きで。
笑ってごまかした。
そして今年。
最後にしようと決めたの。
あなたに告白するのはこれで最後。
どうせ大学離れるから、最後のチャンスと思って。
もしかしたらと希望を持ってたことを知らないよね、あなたは。
「大学に入ってもずっと親友だよ。付かず離れずの関係で2人でも遊びに行こうな。連絡するからさ。」
そんな酷なこと。良いよ。良いけどさ。
「当たり前じゃん。笑」
今回だけはちゃんと笑えてないかもしれない。
当たり前じゃんと笑いながら見ていられなくて顔をそらした。
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