願い星と赤い隕石

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 そうなのです。赤い隕石は七個目の星にたどり着く前に願い星と一緒に色んな星に行くたびに赤い隕石の体は削れていきそして今の大きさの赤い隕石になってしまったのでした。 「…ごめんな…俺は…お前を悲しませてばかりだな…」 「そんなことない!!」  赤い隕石は泣いている願い星を見て申し訳なさそうに謝ったが願い星は反論した。 「!…」 「僕はおじさんと一緒に居てずっと楽しかったよ!ぐすん」 「…ありがとうよ…」 赤い隕石は少し驚いたが願い星が泣きながらも楽しかったと言ったのを聞いて微笑でお礼を言った。 「けど残念だよな…もしお前と同じ願い星だったらお前と一緒にずっと遊んでいられるのによ…」 「…ぐすん…それだとおじさんも流れたら消えちゃうよ…ぐすん」 「そうじゃなくって…例えば…そうだな…願いを叶えたら消えるんじゃなく他の星に行って願いが叶えるまで戻らないと言うより叶えないて言うのはどうだ?」 「ぐすん…それってどういうこと?」 「つまりだ…一度、願いを叶えたらまた願いを叶えられるようになるまで今みたいにあっちこっちの星に遊びに行くんだよ。そうして願いを叶えられるくらいになったら元の場所に元てもいいしその星のやつらの願い叶えてもいいんじゃねぇかてこと…」 「…」  そう聞いて泣いていた願い星は泣き止みキョトンとしていたがやがて嬉しさが込み上げてきて笑みを浮かべた。 「そうだよね!そしたらずっと一緒に遊べるし他の星にも行けて楽しいよね!」 「だろ?」 「うん!」 「そうなったらスゲー楽しいだろうな…」 「…?…おじさん?」  赤い隕石がそう言ったら願い星は同意して喜んでいたら話の途中で赤い隕石は何も話さなくなって願い星は赤い隕石に声をかけたが返事をしない赤い隕石のことを心配した。 「お、おじさん?…」 「…すー」 願い星がもう一度、呼び掛けたらすると赤い隕石の小さな寝息が聞こえてきて願い星は少しホッとした。 「なんだ…寝ちゃたのか…(疲れていたのかな?)」  願い星は眠っている赤い隕石を見て考えていました。 「…このままおじさんは終わっていいの?」  願い星は眠っている赤い隕石にそう尋ねたが眠っている赤い隕石は何も答えなかった。 「…おじさんは動いたら消えちゃうし動かなくってもずっとこのままでいられるわけない…」  願い星は眠っている赤い隕石を見ながら呟いて思ったのです。 「…(このままだと二人ともただ消えるしかないそんなのやだよ)」  そう思い泣きそうになりながらもさっき赤い隕石と話していた。ことを思い出した。 『けど残念だよな…もしお前と同じ願い星だったらお前と一緒にずっと遊んでいられるのによ…』 「…だったら…」  願い星は何かを決めて小さくなってしまった。赤い隕石を自分の体に押し付けて赤い隕石が自分の体から離れないようにそっと赤い隕石を包んだ。  その瞬間、青一色だった願い星が七色に輝きその光はどんどん大きくなっていき辺りが一瞬、眩しくなったかと思ったら直ぐに元の明るさに戻った。  そしてそこに居た願い星と赤い隕石は光りが消えたと同時にそこから居なくなっていた。 「…お…さ…」 「…」 「…おじ…さ」 「ぅ…すー」 「もう!!いつまで寝てるんだよ!起きろ!!」 「!…な、なんだお前か…」 「なんだ…じゃないよもう…」 「わりわり…つい寝ちまって…」 「それより早く次の星に行こう?」 「え…何、行ってんだよ…俺は…」 「大丈夫だよ…ここから動いてもおじさんは消えたりはしないから…」 「え?…どういう…」  赤い隕石が願い星に尋ね。ようとしたら願い星は赤い隕石を自分の体に押し付けた。 「これならおじさんは消えないでしょ?」 「な、何言ってんだよ!そしたらお前が!?」 「…大丈夫だから」  願い星はそう言って赤い隕石を無理やり連れていった。 「お、おい!」 「大丈夫だよ…」 「え…ど、どうなんてんだ…」  赤い隕石が驚くのも無理はありません。二人がどんなに動き回っても消えなかったのです。 「ね…」 「どうなんてんだ…これは…」 「それより早く次の星に行こう?」 「…何だか訳がわからんがまぁいいやそんじゃ行きますか!」 「うん!」 そう言って赤い隕石は気にせずに願い星と一緒に遊びに行ってしまいました。 願い星と赤い隕石は色んな話をしながら色んな星に行っては遊んで楽しい時を過ごしました。 「…このままずっと一緒に遊んでいられたらいいのにな…」 「…おじさん…」  赤い隕石がそう言ったら願い星は赤い隕石から離れて赤い隕石に何か言っていたがなんと言ったのか赤い隕石には聞こえなかった。 「…ここは…」  そしてふと目を覚ますとそこには願い星の姿がなくどこか見覚えのある所に赤い隕石は居た。 「…今のは…夢…だったのか?…!?じゃね!!ここはどこだ!?あいつはどこ居た!?」  そう言って赤い隕石は辺りをキョロキョロと見渡したが願い星の姿はどこもなかった。 「?…あんたここらじゃ見かけない星だね…どっから来たんだい?」  そう言って赤い隕石の近くに居た星達がそう尋ねた。 「あいつ…何処に行ったんだ…」  赤い隕石はそう尋ねられても何も答えずにそう呟いて考え込んでいた。 「?…あいつ…て、誰か捜しているのか?」 「?…あんた何処かで会ったような…」 「さっきからうっせなぁ!」 「ひぃ!…あんたあの時の隕石か!」 「願い星はどこだ!?」 「それはこっちが聞きてぇよ…」 「どういうことだ…」 「…あいつとは七個目の星に付いたときは一緒だった。そのうちに俺は眠気に襲われてつい眠ちまったんだ…それで…気づいたら…ここに居て…あいつもいなかった…」 「それは…」  他の星が何か言おうとしたら他の星が赤い隕石の大きさが最初に会った時と違うことに気づいた。 「…?あんた本当にあの時の隕石か?…最初にここへ来たときとは大きさがだいぶ違うようだが…」 「確か月と同じくらいの大きさだったんじゃ…」 「?…ああ、ここから七個目の星にたどり着くまでどんどん俺の体は…」  赤い隕石が訳を言おうとしたらそこへ流星群達が来た。 「どうかしたんですか?」 「あ、流星群」  星達が騒いでいるのに気がついた流星群達は騒ぎになっている天の川のほとりに来た。 「?…見かけない星だな…」 「それもそうだよこいつあの時の赤い隕石なんだからな…」 「な、なに!?」 「けどあの時の隕石とは大きさが…」 「そんなことはどうでもいい!それより願い星はどこだ!」
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