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どこいった!?スーパーマン
なんだろう、違和感がある。いつもあるはずの物が無いような。だめだ全然分からない。
ぼくは家でお茶を飲みながらテレビを見ているスーパーマンを見ながらそんなことを考えていた。つーかなんでぼくん家でお茶のんでテレビ見てんだよ。
「んー」
「どうかしたのかい? 助手君」
「あの、何かが足りない気がするんですよね」
「足りない?」
スーパーマンは不思議そうに自分を見まわしている。と、何かに気づいたのかポンッと掌と拳を打ち合わせ立ち上がった。
「筋肉だろう? やっぱりこんな体じゃまだまだだめなんだな。うぉぉぉおおおおお!」
そう言うと腹筋を始めてしまった。別にそこじゃないんだけど。
体を起こすたびにSKのマークが目にはいる。あのスーツ自分で作ったのだろうか。
「うぉおおおおおおおおおお!」
つーかひとん家でなにやってんだ…………SK?
「あぁぁぁあああーーーーーーー!!!」
ぼくが急に大きな声をあげたためスーパーマンは腹筋をやめこちらを向いた。
「どうした?」
「いや、あのZはどうしたんですか?」
「Z?」
スーパーマンの視線が徐々に下がっていき自身の胸辺りにいった。そして固まってたっぷり間をおいてから。
「え、え……えぇぇぇええええええええ!!!」
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