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「美咲ちゃんって呼ぶね。貧乏だけじゃないの。わたしにはお父さんはいないし、お母さんはわたしのことを邪魔扱いするの、お姉ちゃんはわたしに関心ないし」
わたしは、一息ついて
「それにわたしは、友達も少ないし……」
わたしは、気がつくと、美咲ちゃんに自分のことをペラペラ話していた。
そんな自分のことが少し恥ずかしくなってきた。
「じゃあ、わたしが友達になってあげようか?」
美咲ちゃんは、突然そう言って満面の笑顔を浮かべた。
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